ブルゴーニュワイン Bourgogne Wine
ブルゴーニュワイン - Bourgogne -


ワインの王様 ブルゴーニュ
フランスワインの雄ブルゴーニュとボルドー。
優雅で芯の強いボルドーが「ワインの女王」と賞されるのに対して、ブルゴーニュワインはそのスケールの大きさから「ワインの王様」と例えられます。
位置としてはフランスの中央部やや東側の内陸部になります。
縦長の形をしたブルゴーニュを北から順番さらに4つに分けると、ちょっと飛び地になっているヨンヌ地区、世界最高峰のワインを生むコート・ドール地区、マコネーを中心とする中央部、ボージョレ・ヌーヴォーで有名な南部地区と続きます。
以下に各地区の詳細について解説します。
優雅で芯の強いボルドーが「ワインの女王」と賞されるのに対して、ブルゴーニュワインはそのスケールの大きさから「ワインの王様」と例えられます。
位置としてはフランスの中央部やや東側の内陸部になります。
縦長の形をしたブルゴーニュを北から順番さらに4つに分けると、ちょっと飛び地になっているヨンヌ地区、世界最高峰のワインを生むコート・ドール地区、マコネーを中心とする中央部、ボージョレ・ヌーヴォーで有名な南部地区と続きます。
以下に各地区の詳細について解説します。
ブルゴーニュ北部 ヨンヌ地区
ヨンヌ県内のシャブリ地区 Chablis、オーセロワ地区 Auxerrrois、トヌロワ地区 Tonnerre の三つを合わせた区域がヨンヌ地区となります。分類上はブルゴーニュの仲間となっていますが、地理的にはむしろロワール東部に近くなります。
地質的にもロワール東部と共通する部分が少なからずあり、事実シャブリとプイィ・フュメは味わいのタイプが非常に似ています。
かつてこの地域では、大消費地であるベルギーとパリへ向けてのワインが大量に造られていました。
しかし19世紀後半のフィロキセラの猛襲によってぶどう畑は大打撃を受け、さらにそれに追い討ちをかけたのが鉄道の開通によるミディ(南フランス)ワインとの競合でした。
かつて40,000haもあった畑は400haにまで激減、産地存続の危機にさらされます。
そこで大量生産型のワインから少量高品質ワインへのシフトを図り、その過程で選びばれたのがシャブリの白ワインでした。
一口にシャブリといってもそのバラエティは実に広く、日常的に飲めるカジュアルなタイプ、特別な日のためのグラン・クリュ、近代的でクリーンな果実味が生きたフルーティーなタイプ、古典的などっしりしたタイプなど、様々なタイプが存在します。
またわずかながら赤ワインも生産しており、その場合はイランシィ Irancy のアペラシオンでリリースされます。
ブルゴーニュの心臓部 コート・ドール地区
コート・ドール Cote d'Or とは「黄金の丘」という意味です。
秋、収穫を迎えた畑には山吹色に染まったぶどう樹が一面に広がり、丘を黄金に染め上げるためこう呼ばれるようになったと言われています。
その様はまさに「黄金の丘」と呼ぶにふさわしい、壮観な眺めです。
またこの地区から生まれるワインは「黄金のワイン」とでも言うべき、すばらしい逸品が目白押しです。
世界で最も有名なワインであるロマネ・コンティ Romanee Conti を筆頭に、シャンベルタン Chambertin やラ・ターシュ La Tache、モンラッシェ Montrachet といった世界トップクラスのワインがゴロゴロしています。
コート・ドールはさらに二つに分けられ、北をコート・ド・ニュイ Cote de Nuits、南をコート・ド・ボーヌ Cote de Beaune と呼んでいます。
コート・ド・ニュイの主力は赤ワインで、先述のロマネ・コンティやシャンベルタンなどのグラン・クリュが数多く造られています。
一方コート・ド・ボーヌはモンラッッシェとコルトン・シャルルマーニュ Corton-Charlemagne に代表される白ワインのグラン・クリュが造られています。
赤ワインのグラン・クリュはコルトン Corton のみですが、ポマール Pommard、ヴォルネイ Volnay などのプルミエ・クリュでグラン・クリュに匹敵するワインも造られています。
ちなみにグラン・クリュとはAOC法によって指定された特級畑で、特に優れたワインを産する畑にのみ与えられている呼称です。
厳選に厳選を重ねたわずかな区画のみが選ばれ、その生産量は全コート・ドールのワインの内のたったの2%と言われています。
世界の頂点に立つブルゴーニュの中のさらに頂点に立つ畑であり、その希少性も手伝い、非常な高額で取引されています。
秋、収穫を迎えた畑には山吹色に染まったぶどう樹が一面に広がり、丘を黄金に染め上げるためこう呼ばれるようになったと言われています。
その様はまさに「黄金の丘」と呼ぶにふさわしい、壮観な眺めです。
またこの地区から生まれるワインは「黄金のワイン」とでも言うべき、すばらしい逸品が目白押しです。
世界で最も有名なワインであるロマネ・コンティ Romanee Conti を筆頭に、シャンベルタン Chambertin やラ・ターシュ La Tache、モンラッシェ Montrachet といった世界トップクラスのワインがゴロゴロしています。
コート・ドールはさらに二つに分けられ、北をコート・ド・ニュイ Cote de Nuits、南をコート・ド・ボーヌ Cote de Beaune と呼んでいます。
コート・ド・ニュイの主力は赤ワインで、先述のロマネ・コンティやシャンベルタンなどのグラン・クリュが数多く造られています。
一方コート・ド・ボーヌはモンラッッシェとコルトン・シャルルマーニュ Corton-Charlemagne に代表される白ワインのグラン・クリュが造られています。
赤ワインのグラン・クリュはコルトン Corton のみですが、ポマール Pommard、ヴォルネイ Volnay などのプルミエ・クリュでグラン・クリュに匹敵するワインも造られています。
ちなみにグラン・クリュとはAOC法によって指定された特級畑で、特に優れたワインを産する畑にのみ与えられている呼称です。
厳選に厳選を重ねたわずかな区画のみが選ばれ、その生産量は全コート・ドールのワインの内のたったの2%と言われています。
世界の頂点に立つブルゴーニュの中のさらに頂点に立つ畑であり、その希少性も手伝い、非常な高額で取引されています。
ブルゴーニュ中部
コート・シャロネーズ Cote Chalonnaise とマコネー Maconnais を包括する地区です。
北のコート・ドール地区に押されて影が薄いですが、ここもすばらしい産地です。
コート・シャロネーズ地区の中で注目なのは、リュリィ Rully、メルキュレー Mercurey、ジヴリー Givry、モンタニー Montagny の4つのアペラシオンです。
リュリィは最も北に位置し、主に白ワインを生産しています。
キレのいいシャープな酸味が特徴で、生き生きとした味わいが楽しめます。
次に位置するメルキュレーはこれら4つのアペラシオンの中で最も生産量が多く、約90%が赤ワインです。
コート・ドールの赤ワインほどの毛並みのよさはないものの、 チャーミングで魅力的、そしてコスト・パフォーマンスに優れているのが特徴です。
その少し南にあるジヴリーもまた赤ワインが中心で、中にはボディのあるすぐれたワインもあり、最近は特に品質を上げてきています。
最も南のモンタニーは、白ワインだけのアペラシオンで、非常に飲みやすく親しみのあるワインが造られています。
さらに南に下るとマコネー地区になります。
ここは何と言っても白ワインがメインで、 プイィ・フュイッセ Pouilly-Fusse、プイィ・ヴァンゼル Pouilly-Vinzelles、プイィ・ロシェ Pouilly-Loche、サン・ヴェラン St-Veran の4つは独自のアペラシオンを名乗ることが許され、品質的にも優れています。
それ以外はマコン Macon またはマコン・ヴィラージュ Macon-Villages のアペラシオンになることが多く、一般的にはただのマコンよりも、マコン+村名の付いたワインの方が上質です。
北のコート・ドール地区に押されて影が薄いですが、ここもすばらしい産地です。
コート・シャロネーズ地区の中で注目なのは、リュリィ Rully、メルキュレー Mercurey、ジヴリー Givry、モンタニー Montagny の4つのアペラシオンです。
リュリィは最も北に位置し、主に白ワインを生産しています。
キレのいいシャープな酸味が特徴で、生き生きとした味わいが楽しめます。
次に位置するメルキュレーはこれら4つのアペラシオンの中で最も生産量が多く、約90%が赤ワインです。
コート・ドールの赤ワインほどの毛並みのよさはないものの、 チャーミングで魅力的、そしてコスト・パフォーマンスに優れているのが特徴です。
その少し南にあるジヴリーもまた赤ワインが中心で、中にはボディのあるすぐれたワインもあり、最近は特に品質を上げてきています。
最も南のモンタニーは、白ワインだけのアペラシオンで、非常に飲みやすく親しみのあるワインが造られています。
さらに南に下るとマコネー地区になります。
ここは何と言っても白ワインがメインで、 プイィ・フュイッセ Pouilly-Fusse、プイィ・ヴァンゼル Pouilly-Vinzelles、プイィ・ロシェ Pouilly-Loche、サン・ヴェラン St-Veran の4つは独自のアペラシオンを名乗ることが許され、品質的にも優れています。
それ以外はマコン Macon またはマコン・ヴィラージュ Macon-Villages のアペラシオンになることが多く、一般的にはただのマコンよりも、マコン+村名の付いたワインの方が上質です。
ブルゴーニュ南部
ボージョレ・ヌーヴォー Beaujolais Nouveau でおなじみのボージョレ地区を包括する地区です。ヌーヴォーとは「新酒」の意味で、ボージョレ・ヌーヴォーとは文字通り、このボージョレ地区で造られたワインの新酒のことです。
その解禁(販売・飲酒)は毎年11月の第4土曜日と法律で決められており、この日にはなぜか遠く海を隔てた日本でも、ボージョレ・ヌーヴォー解禁!と大喜びします。
さて一口にボージョレと言っても、この地区のワインには3つのクラスが存在しており、まず一番格下がボージョレ、次がボージョレ・ヴィラージュ Beajolais Villagesです。
その違いは栽培地域で、ヴィラージュ・クラスを名乗れるのは日照条件や土壌など、より優れた場所に限られています。
また最大収穫量もボージョレが64hl/haに対してヴィラージュは60hl/ha、最低アルコール度数はボージョレ9.5度に対してヴィラージュ10.5度と、「質」的にもより高いハードルが設けられています。
そしてそのヴィラージュをさらに上回る最上級クラスが、クリュ・ボージョレと呼ばれるワイン群で、最北のサンタ・ムール Saint-Amour を筆頭に、ジュリエナ Julienas、シェナ Chenas、ムーラン・ナ・ヴァン Moulin a Vent、フルーリー Fleurie、シルーブル Chiroubles、モルゴン Morgon、レニエ Regnie、ブルイィ Brouilly、コート・ド・ブルイィ Cote de Brouillyと、合計10のクリュが存在します。(クリュ・ボージョレの位置関係は上図の通り)
それぞれが独自の個性を持ち、その違いを追いかけていくのも非常に面白いのですが、とりわけムーラン・ナ・ヴァンとモルゴンの評価が高く、中には長期熟成にも耐えられる立派なものもあります。
「クリマ - Climat -」という概念
ここまではブルゴーニュという地域を大雑把に区域でくくってきましたが、このような広域概念とは対極にあるのが「クリマ」と呼ばれる区画単位です。
これは極限までに細分化された土地の区画ごとの線引きです。
ブルゴーニュにおけるアペラシオンの区画分けは、村はもちろん、畑ひとつひとつにまで厳格な格付けが行われており、 これらそれぞれをクリマと呼んでいます。
これはワインの法整備に厳格なフランス内においても特異の扱いと言え、AOCが最も機能しているのがブルゴーニュだと言われるゆえんです。
現在フランスには約450のアペラシオンがありますが、そのうちブルゴーニュだけでなんと100以上ものアペラシオンを持っているのです。
つまりそれだけブルゴーニュ域内が細かく線引きされ、それぞれに独自のアペラシオンが与えられているということになります。
しかもこの極小単位のクリマが、さらに複数の所有者によって分割されているから話はどんどんややこしくなります。
そもそもブルゴーニュのコート・ドールという地区は、かつてキリスト教の一派であるシトー派が中心になって、畑の開墾にあたったという歴史があります。
戒律に厳格な彼らにとって、聖餐に使われるワインは飲み物であると同時に、神へのささげ物であり、それは限りなく崇高なものでなければなりませんでした。
従って最高の「区画」からとれる最高の「ワイン」を追求していくという過程の中で、細かな区画分けという作業は必然的に必要だったわけです。
その結果の集大成が、現在AOCという形で引き継がれ、他の産地では例を見ないほどの細かな区分けと格付けが存在しているのです。
しかし数が膨大ゆえに、その全てを覚え切ることはとても困難であり、専門家でもない限り、そこまでする必要はありません。
まずはグラン・クリュと呼ばれる特級畑を、次にプルミエ・クリュと呼ばれる1級畑の中で有名なものを数点、あとは自分が飲み進める中で気に入った畑を順次頭に入れていけばそれで十分です。
クリマの理解はブルゴーニュの理解には欠かせないものではありますが、一朝一夕にできるものではなく、時間をかけてじっくり楽しみながら取り組んでいくことが大事なのです。
これは極限までに細分化された土地の区画ごとの線引きです。
ブルゴーニュにおけるアペラシオンの区画分けは、村はもちろん、畑ひとつひとつにまで厳格な格付けが行われており、 これらそれぞれをクリマと呼んでいます。
これはワインの法整備に厳格なフランス内においても特異の扱いと言え、AOCが最も機能しているのがブルゴーニュだと言われるゆえんです。
現在フランスには約450のアペラシオンがありますが、そのうちブルゴーニュだけでなんと100以上ものアペラシオンを持っているのです。
つまりそれだけブルゴーニュ域内が細かく線引きされ、それぞれに独自のアペラシオンが与えられているということになります。
しかもこの極小単位のクリマが、さらに複数の所有者によって分割されているから話はどんどんややこしくなります。
そもそもブルゴーニュのコート・ドールという地区は、かつてキリスト教の一派であるシトー派が中心になって、畑の開墾にあたったという歴史があります。
戒律に厳格な彼らにとって、聖餐に使われるワインは飲み物であると同時に、神へのささげ物であり、それは限りなく崇高なものでなければなりませんでした。
従って最高の「区画」からとれる最高の「ワイン」を追求していくという過程の中で、細かな区画分けという作業は必然的に必要だったわけです。
その結果の集大成が、現在AOCという形で引き継がれ、他の産地では例を見ないほどの細かな区分けと格付けが存在しているのです。
しかし数が膨大ゆえに、その全てを覚え切ることはとても困難であり、専門家でもない限り、そこまでする必要はありません。
まずはグラン・クリュと呼ばれる特級畑を、次にプルミエ・クリュと呼ばれる1級畑の中で有名なものを数点、あとは自分が飲み進める中で気に入った畑を順次頭に入れていけばそれで十分です。
クリマの理解はブルゴーニュの理解には欠かせないものではありますが、一朝一夕にできるものではなく、時間をかけてじっくり楽しみながら取り組んでいくことが大事なのです。







