コート・デュ・ローヌのワイン Cotes du Rhone Wine
コート・デュ・ローヌ - Cotes du Rhone -


変貌を遂げるコート・デュ・ローヌ
コート・デュ・ローヌ地方は、その名の通りローヌ河を中心に広がるワイン産地です。
北はヴィエンヌから南はアヴィニョンまでおよそ200km、そのすぐ先には紺碧の海、地中海があります。
赤・白・ロゼ・スパークリングなど様々なタイプのものが造られていますが、何と言っても赤ワインが質・量ともに優れています。
ぶどう栽培、およびワイン生産の歴史はかなり古いものの、現在のように世界中から脚光を浴びるようになったのは実はここ最近になってからです。
世界で最も影響力のあるワイン評論家ロバート・パーカーがギガル E. Guigal の単一畑を皮切りに、この地の一部のワインを大絶賛したことがきっかけでした。
その勢いに乗じて多くの生産者が、それまでの量産一辺倒のスタイルを打ち捨てて高級ワインへの取り組みを強め、土地のポテンシャルを生かしたすばらしいワインが数多く生まれました。
パーカーの恩恵を最も受けた例のひとつがコート・ロティで、急勾配にある畑の管理は過酷を極め、そのため栽培面積は縮小の一途をたどっていました。
ところがパーカーの影響によって1980年頃を境に突然人気に火がつき、以降栽培面積は急激に膨張、今や畑を手に入れることすら困難になっています。
コート・ロティの他にもエルミタージュやシャトーヌフ・デユ・パプなど、コート・デュ・ローヌのワインは今非常に人気があり、新しいワインも続々と現れています。
コート・デュ・ローヌはその歴史上、まさに今が最も熱い時代なのです。
その人気はもはやブームというより、高級ワイン産地としての市民権を完全に勝ち得たと言えるでしょう。
北はヴィエンヌから南はアヴィニョンまでおよそ200km、そのすぐ先には紺碧の海、地中海があります。
赤・白・ロゼ・スパークリングなど様々なタイプのものが造られていますが、何と言っても赤ワインが質・量ともに優れています。
ぶどう栽培、およびワイン生産の歴史はかなり古いものの、現在のように世界中から脚光を浴びるようになったのは実はここ最近になってからです。
世界で最も影響力のあるワイン評論家ロバート・パーカーがギガル E. Guigal の単一畑を皮切りに、この地の一部のワインを大絶賛したことがきっかけでした。
その勢いに乗じて多くの生産者が、それまでの量産一辺倒のスタイルを打ち捨てて高級ワインへの取り組みを強め、土地のポテンシャルを生かしたすばらしいワインが数多く生まれました。
パーカーの恩恵を最も受けた例のひとつがコート・ロティで、急勾配にある畑の管理は過酷を極め、そのため栽培面積は縮小の一途をたどっていました。
ところがパーカーの影響によって1980年頃を境に突然人気に火がつき、以降栽培面積は急激に膨張、今や畑を手に入れることすら困難になっています。
コート・ロティの他にもエルミタージュやシャトーヌフ・デユ・パプなど、コート・デュ・ローヌのワインは今非常に人気があり、新しいワインも続々と現れています。
コート・デュ・ローヌはその歴史上、まさに今が最も熱い時代なのです。
その人気はもはやブームというより、高級ワイン産地としての市民権を完全に勝ち得たと言えるでしょう。
コート・デュ・ローヌ北部 セプテントリオナール - Septentrional -
コート・デュ・ローヌは7万haものぶどう畑が広がる広大な地域ですが、その内北部が占める面積はたったの1,500ha程度、生産量にすると約10分の1程度に過ぎません。
ところが「質」という意味では、北部が南部を完全に圧倒しています。
赤ワインはシラー種が単独で用いられ、濃厚で密度感のあるスケールの大きな味わいが特徴です。
特に人気の高いのが先述のコート・ロティ。
「コート = 丘」「ロティ = 焼けた」の名が示す通り、斜面上にあるその畑は太陽の熱によってあぶられ、まさに「焼けた丘」となります。
それゆえに完熟した非常に良質なぶどうを得ることができ、そこからたっぷりとした果実味を持ったリッチなワインを仕立てることができるのです。
特に最近は単一畑のものが増え、畑ごとの個性を幅広く楽しむことができるようになってきました。
コート・ロティの南には白ワインのみのアペラシオンであるコンドリューとシャトー・グリエがあります。
いずれもヴィオニエ Viognier というぶどうから造られた、独特のスパイシーな香味を持つ、実に深みのあるワインです。
ちなみにシャトー・グリエは単一のアペラシオンであると同時に、単独所有(モノポール)でもあります。
このような例はブルゴーニュを除いては、ロワール地方のサヴァニエール・クー・レ・ド・セラン Savennieres Coulee de Serrant 以外になく、非常に特殊なケースと言えます。
栽培面積はわずか2ha程度、まさにひとつの畑がそのままアペラシオンとなっているといった格好です。
そのさらに南にはローヌ河を挟んで、東にエルミタージュとクローズ・エルミタージュ、西にサン・ジョセフがあります。
いずれも赤はシラー、白はマルサンヌ Marsanne とルーサンヌ Roussanne が使われています。
特に評価が高いのがエルミタージュで、地図を見ても分かるとおり栽培面積は非常に狭く、わずか100ha強程度しかありません。
またエルミタージュでは、ヴァン・ド・パイユという変り種のワインも造られています。
これは収穫したぶどうを陰干しし、ぶどう果汁を濃縮してから仕込んだワインで、ジュラ・サヴォア地方でも造られています。
さらにその南にあるコルナスは赤ワインのみ、最南端のサン・ペレは白ワインのみの産地です。
ところが「質」という意味では、北部が南部を完全に圧倒しています。
赤ワインはシラー種が単独で用いられ、濃厚で密度感のあるスケールの大きな味わいが特徴です。
特に人気の高いのが先述のコート・ロティ。
「コート = 丘」「ロティ = 焼けた」の名が示す通り、斜面上にあるその畑は太陽の熱によってあぶられ、まさに「焼けた丘」となります。
それゆえに完熟した非常に良質なぶどうを得ることができ、そこからたっぷりとした果実味を持ったリッチなワインを仕立てることができるのです。
特に最近は単一畑のものが増え、畑ごとの個性を幅広く楽しむことができるようになってきました。
コート・ロティの南には白ワインのみのアペラシオンであるコンドリューとシャトー・グリエがあります。
いずれもヴィオニエ Viognier というぶどうから造られた、独特のスパイシーな香味を持つ、実に深みのあるワインです。
ちなみにシャトー・グリエは単一のアペラシオンであると同時に、単独所有(モノポール)でもあります。
このような例はブルゴーニュを除いては、ロワール地方のサヴァニエール・クー・レ・ド・セラン Savennieres Coulee de Serrant 以外になく、非常に特殊なケースと言えます。
栽培面積はわずか2ha程度、まさにひとつの畑がそのままアペラシオンとなっているといった格好です。
そのさらに南にはローヌ河を挟んで、東にエルミタージュとクローズ・エルミタージュ、西にサン・ジョセフがあります。
いずれも赤はシラー、白はマルサンヌ Marsanne とルーサンヌ Roussanne が使われています。
特に評価が高いのがエルミタージュで、地図を見ても分かるとおり栽培面積は非常に狭く、わずか100ha強程度しかありません。
またエルミタージュでは、ヴァン・ド・パイユという変り種のワインも造られています。
これは収穫したぶどうを陰干しし、ぶどう果汁を濃縮してから仕込んだワインで、ジュラ・サヴォア地方でも造られています。
さらにその南にあるコルナスは赤ワインのみ、最南端のサン・ペレは白ワインのみの産地です。


コート・デュ・ローヌ南部 メリディオナール - Meridional -
生産量的にはコート・デュ・ローヌ地方の主力と言えるエリアです。
北部の準大陸性気候に対し、こちら南部では地中海性気候となり、日照・気温に恵まれ、ぶどう品種も多様なものが使われています。
その中でもメイン品種となっているのがグルナッシュ Grenache で、シラーを使っている北部とは、また趣を異にしています。
造られているワインのほとんどは赤ワインで、白ワインの比率は全体の2%程です。
エリア全体をコート・デュ・ローヌ、その中で条件の良い特定の町村だけを1格上のコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ、そしてその中でさらに個性の強い優れたワインが産出されるクリュだけを、独立したアペラシオンとする3段構成となっています。
コート・デュ・ローヌAC(ヴィラージュも含めて)の栽培指定区域は、非常に広範な地域に広がっており、品質にはかなりバラつきがあります。
安くてカジュアルなワインというイメージがあり、実際そうなのですが、中にはギガルのもののように、安くても非常に優れた品質のものもあります。
そういった掘り出し物がまだまだゴロゴロあるのが、この地域の面白いところです。
上級ワインでは、南部ローヌを代表するクリュとして、まず筆頭に上げられるのが、シャトーヌフ・デュ・パプです。
「法王の新しい城」という意味で、1309年のローマ法王庁分裂の際、クレメンス5世はアヴィニョンに幽閉され、この地に別邸を構えたという史実が名前の由来となっています。
AOCの規制上、このワインには13種類ものぶどうの使用が認められており、13種類全部使うところもあれば、その中の数種類だけに絞る生産者もあり、スタイルはそれぞれです。
AOCの歴史上、このシャトーヌフはワインとして一番最初に認可されたアペラシオンである事でも有名です。
ワインはフルボディで深みのある立派なものですが、これまた生産者による品質のムラが激しいため、選ぶ際は注意が必要です。
他にはタヴェルのロゼも有名です。
ロワールのロゼ・ダンジュ Rose d'Anjou と共にフランスを代表するロゼワインで、前者が甘口でフルーティなタイプであるのに対し、タヴェルのロゼは中程度のボディがあり辛口、色も若干濃い目です。
その他にもジゴンダスやリラックの赤も秀逸、最近ではヴァケイラスでも優れたものが出始めています。
北部の準大陸性気候に対し、こちら南部では地中海性気候となり、日照・気温に恵まれ、ぶどう品種も多様なものが使われています。
その中でもメイン品種となっているのがグルナッシュ Grenache で、シラーを使っている北部とは、また趣を異にしています。
造られているワインのほとんどは赤ワインで、白ワインの比率は全体の2%程です。
エリア全体をコート・デュ・ローヌ、その中で条件の良い特定の町村だけを1格上のコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ、そしてその中でさらに個性の強い優れたワインが産出されるクリュだけを、独立したアペラシオンとする3段構成となっています。
コート・デュ・ローヌAC(ヴィラージュも含めて)の栽培指定区域は、非常に広範な地域に広がっており、品質にはかなりバラつきがあります。
安くてカジュアルなワインというイメージがあり、実際そうなのですが、中にはギガルのもののように、安くても非常に優れた品質のものもあります。
そういった掘り出し物がまだまだゴロゴロあるのが、この地域の面白いところです。
上級ワインでは、南部ローヌを代表するクリュとして、まず筆頭に上げられるのが、シャトーヌフ・デュ・パプです。
「法王の新しい城」という意味で、1309年のローマ法王庁分裂の際、クレメンス5世はアヴィニョンに幽閉され、この地に別邸を構えたという史実が名前の由来となっています。
AOCの規制上、このワインには13種類ものぶどうの使用が認められており、13種類全部使うところもあれば、その中の数種類だけに絞る生産者もあり、スタイルはそれぞれです。
AOCの歴史上、このシャトーヌフはワインとして一番最初に認可されたアペラシオンである事でも有名です。
ワインはフルボディで深みのある立派なものですが、これまた生産者による品質のムラが激しいため、選ぶ際は注意が必要です。
他にはタヴェルのロゼも有名です。
ロワールのロゼ・ダンジュ Rose d'Anjou と共にフランスを代表するロゼワインで、前者が甘口でフルーティなタイプであるのに対し、タヴェルのロゼは中程度のボディがあり辛口、色も若干濃い目です。
その他にもジゴンダスやリラックの赤も秀逸、最近ではヴァケイラスでも優れたものが出始めています。









