プロヴァンス・コルスのワイン Provence / Corse Wine
プロヴァンス Provence


ヨーロッパのリゾート プロヴァンス
プロヴァンスと言えば照りつける太陽や紺碧の海に象徴される、リゾート地としてのイメージが強いでしょう。
地中海沿いの海岸線はコート・ダジュール(紺碧海岸)と呼ばれ、毎年多くの観光客でにぎわいます。
この地でのワイン造りの歴史は古く、フランスで一番最初にぶどうの栽培が行われたのがここプロヴァンスのマルセイユでした。
紀元前600年頃、当時海上貿易によって栄えていたフェニキア人によってもたらされたと言われています。
気候は温暖で、しかも季節風ミストラルの影響による乾燥した空気は、ぶどう樹を病害虫から守る天然の免疫効果があります。
そのため有機栽培に適しており、優れたワインを生み出すための素地は十分に持っています。
しかしプロヴァンスのワインと言えばロゼ。
それも個性あふれる豊かな味わいのものではなく、観光客向けの薄っぺらいものです。
プロヴァンスでは色調の美しいロゼワインさえ造っていれば、世界中から訪れる多くの観光客が珍しがって買ってくれるという、ある意味恵まれた環境にあります。
しかしそんな販売条件の良さが、皮肉にも品質向上の足を引っ張っているのです。
プロヴァンスにおけるワイン生産量の内ロゼの占める割合は約80%、特別ロゼワインで優れたものが造れるわけでもないのにこの数字は異常です。
ただ最近は生産者の意識も上がってきており、ドメーヌ・ド・トレヴァロン Domaine de Trevallon などのように品質重視のワイナリーも徐々に現れ始めてきました。
またブルゴーニュの雄ルイ・ラトゥール Louis Latour もこの地にワイナリーを所有し、ピノ・ノワールを造っています。
元々がぶどう栽培に適した地だけに、本気で品質向上に取り組めば、すばらしいワインができる事は間違いありません。
今はただそうした品質重視の生産者によって、産地全体のレベルが上がっていくのを待つだけです。
地中海沿いの海岸線はコート・ダジュール(紺碧海岸)と呼ばれ、毎年多くの観光客でにぎわいます。
この地でのワイン造りの歴史は古く、フランスで一番最初にぶどうの栽培が行われたのがここプロヴァンスのマルセイユでした。
紀元前600年頃、当時海上貿易によって栄えていたフェニキア人によってもたらされたと言われています。
気候は温暖で、しかも季節風ミストラルの影響による乾燥した空気は、ぶどう樹を病害虫から守る天然の免疫効果があります。
そのため有機栽培に適しており、優れたワインを生み出すための素地は十分に持っています。
しかしプロヴァンスのワインと言えばロゼ。
それも個性あふれる豊かな味わいのものではなく、観光客向けの薄っぺらいものです。
プロヴァンスでは色調の美しいロゼワインさえ造っていれば、世界中から訪れる多くの観光客が珍しがって買ってくれるという、ある意味恵まれた環境にあります。
しかしそんな販売条件の良さが、皮肉にも品質向上の足を引っ張っているのです。
プロヴァンスにおけるワイン生産量の内ロゼの占める割合は約80%、特別ロゼワインで優れたものが造れるわけでもないのにこの数字は異常です。
ただ最近は生産者の意識も上がってきており、ドメーヌ・ド・トレヴァロン Domaine de Trevallon などのように品質重視のワイナリーも徐々に現れ始めてきました。
またブルゴーニュの雄ルイ・ラトゥール Louis Latour もこの地にワイナリーを所有し、ピノ・ノワールを造っています。
元々がぶどう栽培に適した地だけに、本気で品質向上に取り組めば、すばらしいワインができる事は間違いありません。
今はただそうした品質重視の生産者によって、産地全体のレベルが上がっていくのを待つだけです。
バンドール Bandol
優れたワインという意味ではあまり話題に上る機会ないプロヴァンスですが、このバンドールのワインだけは昔から高い評価を受けてきました。
バンドールはプロヴァンス中部、トゥーロンの近くにあるエリアで、海に面していることから貿易港としても栄えてきました。
ぶどう栽培は紀元前600年頃には行われていたと言われており、ローマ帝国カエサルの時代には「タウロエントゥム」の名称で、ここからローマ本土へとワインが輸送されていたという記録が残っています。
その後もワイン輸送の拠点として重要な役割を果たしてきた一方で、この地のワインも非常に高い評価を受けます。
しかし1868年にオイディウム病、1870年にはフィロキセラの猛襲に遭い、ぶどう畑は致命的な打撃を受け、栽培面積は大きく縮小されました。
しかし現在は復興を遂げ、徐々に優れたワインも造られるようになってきています。
バンドールの大きな特徴は使用されているぶどう品種。
バンドールのワインを名乗るためにはムールヴェードルというぶどうを50%以上使用することが義務付けられています。
1941年のバンドールAC取得に先立って行われたINAOの審査において、ムールヴェードルから造られたワインに際立った品質が認められたからです。
その影にはドメーヌ・タンピエ Domaine Tempier のルシアン・ペイローの尽力がありました。
彼はこのバンドールのAOC昇格に先立って、栽培に適したぶどう品種を見極めるための栽培実験に参加するなど、積極的な協力を惜しみませんでした。
そして実に20年以上もの歳月をかけて、バンドールACの取得に成功したのです。
現在バンドールとして認められているのは赤・白・ロゼ。
特に優れているのは何と言っても赤で、ムールヴェードルにグルナッシュやサンソーをブレンドした力強いワインです。
バンドールはプロヴァンス中部、トゥーロンの近くにあるエリアで、海に面していることから貿易港としても栄えてきました。
ぶどう栽培は紀元前600年頃には行われていたと言われており、ローマ帝国カエサルの時代には「タウロエントゥム」の名称で、ここからローマ本土へとワインが輸送されていたという記録が残っています。
その後もワイン輸送の拠点として重要な役割を果たしてきた一方で、この地のワインも非常に高い評価を受けます。
しかし1868年にオイディウム病、1870年にはフィロキセラの猛襲に遭い、ぶどう畑は致命的な打撃を受け、栽培面積は大きく縮小されました。
しかし現在は復興を遂げ、徐々に優れたワインも造られるようになってきています。
バンドールの大きな特徴は使用されているぶどう品種。
バンドールのワインを名乗るためにはムールヴェードルというぶどうを50%以上使用することが義務付けられています。
1941年のバンドールAC取得に先立って行われたINAOの審査において、ムールヴェードルから造られたワインに際立った品質が認められたからです。
その影にはドメーヌ・タンピエ Domaine Tempier のルシアン・ペイローの尽力がありました。
彼はこのバンドールのAOC昇格に先立って、栽培に適したぶどう品種を見極めるための栽培実験に参加するなど、積極的な協力を惜しみませんでした。
そして実に20年以上もの歳月をかけて、バンドールACの取得に成功したのです。
現在バンドールとして認められているのは赤・白・ロゼ。
特に優れているのは何と言っても赤で、ムールヴェードルにグルナッシュやサンソーをブレンドした力強いワインです。
コルス Corse


コルス地方 Corse
コルシカ島は、かのフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトが生まれた事で有名な島です。
地中海ではイタリアのシリチア、サルディーニャに次いで3番目に大きな島で、標高2,000メートルを超える山々が連なり、場所による起伏が激しく、小さな島の中に多彩なテロワールが存在します。
ぶどう栽培の歴史は古く、紀元前から行われていたと言われていますが、特に盛んになったのは1960年以降。
当時フランスの植民地だったアルジェリアやモロッコから帰ってきた人々が、この地にぶどうを植え、新たに畑を開墾しました。
しかし残念ながら質より量の時代で、そこで造られたワインはただ喉の渇きを潤すだけの、薄っぺらい雑なものでした。
そんな中ワインの世界的な競争の激化、過剰なぶどう栽培に対するEU(EC)の減反政策など、ワイン生産を取り巻く環境は年々厳しくなってきました。
当然この地においても、以前のような安ワインの大量生産地では生き残っていくのが難しくなっており、少しずつ高品質ワインを追い求める機運が高まっています。
特に注目なのは、フランス本土や外国において最新の醸造技術を学んだ若い世代で、彼らの手による新しいワイン造りによって、この島のワインも変わろうとしています。
土着のぶどう品種として有名なのは3つ、シャカレッロ Siaccarello、ニエルチオ Nielluccio、ヴェルメンティーノ Vermentino です。
シャカレッロはコルシカ島だけの品種で、独特のスパイシーな香味が特徴です。
ニエルチオは、イタリアから持ち込まれたサンジョヴェーゼ Sangiovese がこの地で適応し、独自に発展した品種で、 パトリモニオ Patrimonio で盛んに栽培されています。
ヴェルメンティーノはコルシカ島以外でも、地中海沿岸のワイン産地では比較的多く栽培されている白ぶどう品種で、軽快でフルーティーなワインになります。
狭い島の中に9つのアペラシオンが存在し、中でもパトリモニオのワインが最も評価が高いようです。
地中海ではイタリアのシリチア、サルディーニャに次いで3番目に大きな島で、標高2,000メートルを超える山々が連なり、場所による起伏が激しく、小さな島の中に多彩なテロワールが存在します。
ぶどう栽培の歴史は古く、紀元前から行われていたと言われていますが、特に盛んになったのは1960年以降。
当時フランスの植民地だったアルジェリアやモロッコから帰ってきた人々が、この地にぶどうを植え、新たに畑を開墾しました。
しかし残念ながら質より量の時代で、そこで造られたワインはただ喉の渇きを潤すだけの、薄っぺらい雑なものでした。
そんな中ワインの世界的な競争の激化、過剰なぶどう栽培に対するEU(EC)の減反政策など、ワイン生産を取り巻く環境は年々厳しくなってきました。
当然この地においても、以前のような安ワインの大量生産地では生き残っていくのが難しくなっており、少しずつ高品質ワインを追い求める機運が高まっています。
特に注目なのは、フランス本土や外国において最新の醸造技術を学んだ若い世代で、彼らの手による新しいワイン造りによって、この島のワインも変わろうとしています。
土着のぶどう品種として有名なのは3つ、シャカレッロ Siaccarello、ニエルチオ Nielluccio、ヴェルメンティーノ Vermentino です。
シャカレッロはコルシカ島だけの品種で、独特のスパイシーな香味が特徴です。
ニエルチオは、イタリアから持ち込まれたサンジョヴェーゼ Sangiovese がこの地で適応し、独自に発展した品種で、 パトリモニオ Patrimonio で盛んに栽培されています。
ヴェルメンティーノはコルシカ島以外でも、地中海沿岸のワイン産地では比較的多く栽培されている白ぶどう品種で、軽快でフルーティーなワインになります。
狭い島の中に9つのアペラシオンが存在し、中でもパトリモニオのワインが最も評価が高いようです。







