ニュイ・サン・ジョルジュ Nuits Saint Georges

ワインレビュー

ロベール・アルヌー ニュイ・サン・ジョルジュ
Robert Arnoux Nuits Saint Georges 2000

ロベール・アルヌー ニュイ・サン・ジョルジュ Robert Arnoux Nuits Saint Georges 2000
Nice!
生産国
生産地域
生産地区
ニュイ・サン・ジョルジュ
生産者
ロベール・アルヌー
備考
AOC Nuits Saint Georges
 
 
 
 
 
 
記録日
2007年10月27日
ニュイ・サン・ジョルジュは、同じコート・ド・ニュイのワインでも、ヴォーヌ・ロマネやシャンボール・ミュジニーほど話題に上りません。
ブルゴーニュにおいては、ボーヌに次いで人口が多く、ボーヌほどではないにしてもネゴシアンの本拠があったり、慈善病院(= Hospices)があったりもします。
ただかつて粗悪なワインが、この"ニュイ・サン・ジョルジュ"の名前で売られていた時期があり、また現在も造り手によるムラが激しいことから、飲み手から敬遠されてしまっているのかもしれません。
生産されているワインの比率は赤10に対して白1程度、ほぼ赤ワインの産地と言えます。
畑は村の中央を流れるムザン川によって南北2つに分断され、北と南ではワインの性格が変わってきます。
北のワインはゾーン・ヴォーノワーズ(ヴォーヌ側)と呼ばれ、小石が混じる粘土質の泥灰土です。
ワインのタイプもヴォーヌ・ロマネに似て、柔らかさと力強さがバランスよく共存しています。
それに対して南側のワインはゾーン・ド・サン・ジョルジュ(サン・ジョルジュ側)と呼ばれ、粘土に小石が混ざった重い土壌になります。
そのためワインも、酒肉の厚いがっしりしたタイプとなります。
一般的にニュイ・サン・ジョルジュのワインは、この南側のイメージが強く、それゆえニュイ・サン・ジョルジュと言えば、タンニンの強い無骨なワインとよく言われます。
ただしその性格は反面長所でもあり、若いうちは屈強でいかつい味も、熟成を経ることで見事な変身を遂げます。
特に優れた1級もののワインは、これぞブルゴーニュという発展を見せます。
価格的にも比較的低めなので、若い内にまとめて買って、自宅で数年寝かせて楽しむというのも、なかなか「通」な楽しみ方かもしれません。
wine review
下草や腐葉土などの熟成香がきれいに現れています。
甘い果実味に滑らかな質感。
一口飲んだだけで素性の良さのような、上品なニュアンスが感じられます。
口の中で豊かな味わいが、優しくふんわりと広がっていき、シャープで透明感のある酸が後味をスッと引き締めます。
ピノ・ノワール特有のチャーミングで繊細な果実味に、ヨード的なミネラル、そして熟成からくる奥深さが見事に一体となっています。
ロベール・アルヌーらしいキメの細かな、そして完成度の高いワインです。
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