フィリップ・ルクレール Philippe Leclerc

ワインレビュー

フィリップ・ルクレール シャンボール・ミュジニー レ・バビレール
Philippe Leclerc Chambolle Musigny Les Babillaies 2000

フィリップ・ルクレール シャンボール・ミュジニー レ・バビレール Philippe Leclerc Chambolle Musigny Les Babillaies 2000
Nice!
生産国
生産地域
生産地区
シャンボール・ミュジニー
生産者
フィリップ・ルクレール
備考
AOC Chambolle Musigny
レ・バビレールは国道74号線に
面する村名格の畑です。
 
 
 
 
記録日
2007年12月11日
フィリップ・ルクレールはその精悍な風貌と同様、非常にパワフルなワインを造ることで知られています。
ドメーヌはジュヴレイ・シャンベルタン村にあり、彼の兄ルネ・ルクレール Rene Leclerc もまた独自のドメーヌを運営しています。
フィリップ・ルクレールのワインの大きな特徴のひとつが"ノン・フィルター"。
通常は瓶詰め前にワインをフィルターにかけ、わずかに残った微生物等不純物を取り除くことによって、出荷後の流通過程に起こる変質のトラブルを未然に防ぎます。
しかしこれは同時にワインに含まれる風味をわずかにそぎ取ってしまうという側面もあり、最近ではフィルターを嫌う生産者が増えています。
そこでフィルターなしの"ノン・フィルター"なのですが、実はこれが意外に難しく、高い衛生管理や醸造技術を必要とします。
ノン・フィルターを可能とするためには、リスクを恐れない強い意志と確かな技術が不可欠なのです。
またフィリップ・ルクレールでは新樽を好んで使っています。
新樽にはワインの風味に奥行きと複雑なニュアンスを与えてくれるという利点がある反面、肝心のワイン自体が弱いと樽の風味が出すぎてしまい、調和に欠けた焦げ臭いだけの粗野な味わいとなってしまいます。
つまり新樽を高い比率で使用するためには、それに負けないだけの力強いワインが要求されるのです。
そのためには収量制限や樹勢管理など、非常にキメ細かな作業が必要となってきます。
それはすなわち畑での膨大な肉体労働を意味します。
ワインに対するひたむきな情熱と高い志がなければ、とてもできることではありません。
フィリップ・ルクレールのワインに詰まった、そんな熱い想いをぜひ感じ取ってみてください。
wine review
シダや下草などに、シガーや革、スパイスなど色々な要素の香りが感じ取れます。
色調にもオレンジ色が入り始め、健全な熟成の状態にあります。
味わいは非常にクリア。
シャンポール・ミュジニーらしい繊細さ、バランスの良さ、上品さ、高潔さがきれいに表現され、質の高さが感じられます。
爆発的な果実味や、派手に広がる香りはないためやや地味ではありますが、おかげで落ち着いてじっくりと味わえます。
ゆっくりと静かに、時間をかけて楽しみたいワインです。
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