シャトー・ド・フェル Chateau de Fesles

ワインレビュー

シャトー・ド・フェル アンジュ・ルージュ
Chateau de Fesles Anjou Rouge 2002

シャトー・ド・フェル アンジュ・ルージュ Chateau de Fesles Anjou Rouge 2002
生産国
生産地域
生産地区
アンジュ
生産者
シャトー・ド・フェル
備考
AOC Anjou
 
 
 
 
 
 
記録日
2007年10月4日
シャトー・ド・フェルはその起源を1070年にまで遡ることができる、歴史あるワイナリーです。
18世紀には既に高い評価を受けており、フランドルの商人達によって盛んに交易されていたという記録が残っています。
1870年よりポワヴァン家が所有し、その後4代に渡って優れたワインを造り続けてきました。
1991年にはパリで高級菓子や惣菜ショップを経営するガストン・ルノートルに所有が移り、2500万フランもの資金を投入した大々的な設備の刷新がなされました。
畑は拡張・整備され、機器も最新のものが導入されました。
その結果品質は短期間で一気に向上、数々のワイン雑誌からも高い評価を獲得しました。
その後1996年、7世代に渡ってワイン生産やネゴシアン業を営むジェルマン家によって買収され、今また新たな局面を迎えています。
ジェルマン家はこのシャトー・ド・フェルの他にも、コトー・デュ・レイヨンのシャトー・ド・ラ・ギモニエール Chateau de la Guimoniere や、サヴァニエールのシャトー・ド・ヴァレンヌ Chateau de Varennes など複数のワイナリーを所有し、多角的なワインビジネスを展開しています。
ここにシャトー・ド・フェルを加えたのは、このワイナリーがボンヌゾーに大きな畑を所有していたからです。
ボンヌゾー一帯はレイヨン川の影響によって、晩秋になると朝夕に霧が発生します。
この微気候によって、ぶどうには貴腐が発生し、希少な貴腐ワインを生産することができるのです。
シャトード・フェルはこのボンヌゾーACの総面積の内、約14%(13ha)をも所有しており、名実共にボンヌゾーの代表的生産者と言えます。
ボンヌゾーの他にもアンジュやロゼ、カベルネ・フランなど数種類のワインを手がけており、いずれ質の高いワインとして人気があります。
wine review
カシスやスグリなどの果実香にタバコや紅茶、さらにヨード香、ミネラル、枯葉など多彩な要素が入り混じった複雑で、しかも豊かな香りが立ち昇ります。
若さと熟成感が程よくミックスした、まさに飲み頃を感じさせる香りです。
しっかりとしたボディはなかなかに飲み応えがあり、ロワールの赤にありがちな青さやエグミは全く感じられません。
やや収斂性が強く、タンニンが舌にまとわり付くような感触があるものの、クリーンで透明感のある酸や果実味が、味わい全体を上品にまとめています。
コンパクトながらも質の高い、優れたワインです。
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