クローズ・エルミタージュ Crozes Hermitage

ワインレビュー

E.ギガル クローズ・エルミタージュ
E. Guigal Crozes Hermitage 2002

E.ギガル クローズ・エルミタージュ E. Guigal Crozes Hermitage 2002
Nice!
生産国
生産地域
生産地区
クローズ・エルミタージュ
生産者
E.ギガル
備考
AOC Crozes Hermitage
 
 
 
 
 
 
記録日
2008年3月29日
クローズ・エルミタージュはコート・デュ・ローヌの北部、栽培面積では1,000haを超えるアペラシオンです。
赤・白ともに造られており、赤にはシラー、白にはルーサンヌとマルサンヌが使われます。
コート・デュ・ローヌの地図を見ても分かるとおり、北部ローヌでは比較的大きなアペラシオンで、その中央にはさらに小さなアペラシオン「エルミタージュ」があります。
この「クローズ」の付かない「エルミタージュ」と「クローズ・エルミタージュ」はしばしば混同されがちですが、全く違うアペラシオンです。
エルミタージュの栽培面積は約100ha強、クローズ・エルミタージュのおよそ10分の1程度しかありません。
また土壌もエルミタージュが南面の丘の斜面上にあるのに対し、クローズ・エルミタージュは砂質の平野部に広がっています。
当然そこから生まれるワインは全く違った性質のものとなり、エルミタージュは緻密で繊細、クローズ・エルミタージュはやや薄く個性の乏しい味わいとなります。
そのためかよくクローズ・エルミタージュはエルミタージュの弟分などと呼ばれたりもします。
ただエルミタージュの栽培条件は別格に優れており、そもそもこの両者を同列に比較すること自体が間違っています。
クローズ・エルミタージュにも優れた特質は数多くあり、伸びのあるしなやかな飲み心地ときれいで通った酸、そしてあふれるような果実味は実に親しみやすく、何よりコスト・パフォーマンスに優れています。
名前が名前だけに常にエルミタージュと比べられるのは宿命とも言えますが、要はTPO。
「場」と「タイミング」を上手に選んで使えば、十分な満足感が得られるすばらしいワインです。
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果実のフレーバーの中に樽からくるスパイシーなニュアンスが加わった、ボリューム感のある香り。
緻密なミネラルとキビキビとした小気味良い酸がきれいに融合し、とてもチャーミング。
後味をビターな風味がギュッと引き締め、ゆったりとした余韻が楽しめます。
果実味たっぷりの豊満タイプではなく、むしろやや痩せた感じ。
そんなに古いヴィンテージでもありませんが、ちょっと落ち始めているかもしれませんね。
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